2024年9/21(土)~30日(月) は、令和6年度「秋の全国交通安全運動 2024」が実施されます。
また、本運動期間中の9月30日は「交通事故死ゼロを目指す日」です。
今年度の全国重点実施事項は次の内容となっています。
(1) 反射材用品等の着用推進や安全な横断方法の実践等による歩行者の交通事故防止
(2) 夕暮れ時以降の早めのライト点灯やハイビームの活用促進と飲酒運転等の根絶
(3) 自転車・特定小型原動機付自転車利用時のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底
歩行者も、自動車・自転車に乗る人も、国民一人一人が交通ルールを守り、交通マナーを実践することで、事故ゼロの実現に向けた交通安全運動へのご協力をお願い致します。
また、2024年11月1日より道路交通法が改正され、自転車のながら運転や酒気帯び運転に対する罰則が強化されます。その背景には、近年、スマートフォンを使った「ながら運転」に起因する交通事故と、死亡事故の割合が増加している事が挙げられます。
近年、フードデリバリーや配送業においても、スマートフォンを使ったルート案内や配達アプリの利用が一般的となっていますが、今回の改正により、運転中のスマホ操作や画面の注視は、より厳しく取り締まる対象となります。
事業者様におかれましては、社員の方々に今回の法改正について周知徹底し、安全な自転車運転を心がけるようご指導をお願いいたします。
本記事では、11月の道路交通法改正のポイントと自転車のルールについておさらいするとともに、雨の日の快適な自転車移動のためのトキワのレイングッズをご紹介します。
2024年11月1日〜自転車の危険な運転が罰則化(道路交通法改正)
2024年11月1日から道路交通法改正により、自転車の「ながら運転」が禁止、新たに罰則が設けられ、酒気帯び運転に対する罰則も強化されます。
自転車運転中のながらスマホ
スマートフォンなどを手で保持して、自転車に乗りながら通話する行為、画面を注視する行為が新たに禁止され、罰則の対象となりました。
違反者は、「6か月以下の懲役または10万円以下の罰金」が科されます。
また、事故を起こすなど交通の危険性を生じさせた場合は「1年以下の懲役または30万円以下の罰金」です。
なお、自転車運転中の「ながらスマホ」は後述の自転車運転者講習制度の対象となります。
自転車の酒気帯び運転および幇助
自転車の酒気帯び運転のほか、酒類の提供や同乗・自転車の提供に対して新たに罰則が整備されました。
違反者および自転車の提供者は、「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」。
酒類の提供者および同乗者は、「2年以下の懲役または30万円以下の罰金」です。
自転車の酒気帯び運転も、自転車運転者講習制度の対象です。
自転車運転者講習制度
自転車運転者講習制度とは、自転車の運転に関し、交通の危険を生じさせる一定の違反(危険行為)を3年以内に2回繰り返して行った者に対し、講習の受講を命ずるものです。対象者は、命令書を交付後の3ヶ月以内に自転車運転講習を受ける必要があり、受講料は6000円、3時間の受講が必要です。もし受講命令に従わなかった場合には、5万円以下の罰金となります。
なお危険行為には、ながらスマホや酒気帯び運転のほか、信号無視、一時停止の無視、妨害運転などが該当します。
自転車運転のルールをおさらい
今回の道路交通法改正により、自転車のながらスマホと酒気帯び運転の罰則が強化されましたが、これらの他にも自転車に係る主な交通ルールには次のようなものが定められています。
- 片手運転の禁止: 傘差し運転、物を担ぐ等による片手運転の禁止(3月以下の懲役または5万円以下の罰金など)
- 二人乗りの禁止: 原則として禁止されています(例外あり・5万円以下の罰金等)
- 無灯火運転:夜間は必ずライトを点けなければなりません(5万円以下の罰金等)
- ヘルメット着用:努力義務(罰則なし)
- イヤホン・ヘッドホンでのながら運転:道路交通法での規定はありませんが、都道府県規則で禁止されています
- 並列走行の禁止:並列可の標識のあるところ以外では並んで走ってはいけません(2万円以下の罰金など)
自転車運転のルールについては、政府広報オンライン・警視庁のウェブサイトで詳しく解説されていますのでご参照ください。
雨の日の自転車利用にはレインウェアを着用して
雨の日には、視界が悪くなり、路面が滑りやすくなるため注意が必要です。自転車の傘差し運転は、事故につながる危険があるというだけでなく、法律に違反して罰則もある行為です。安全に運転するためには、レインウェアの着用が不可欠です。
トキワでは、自転車に乗る方にとって快適で安全な運転を提供するため、自転車用のレインコートを取り扱っております。
安全で快適な自転車用レインコート「雨先案内人 サイクルレインコート」
「雨先案内人 サイクルレインコート」は、雨の日に自転車で活動する方々に対しアンケート調査を行い、既存雨具の不満点・不具合を顕在化し、特徴として改善したレインコートです。
上着とパンツからなる上下レインスーツタイプとは違い、着脱のし易さに配慮したコートタイプとして自転車で訪問するお仕事をはじめとした、幅広い業種でお使い頂いております。
また、このレインコートは『平成29年度東京都トライアル発注認定制度』の認定製品です。
都内16カ所の東京都機関からご要望を受け導入、その使用感について多くの東京都の職員の方々からご意見を頂きました。そのご意見をもとに改良を加えリニューアルしたものが現在のレインコートです。
「雨先案内人 サイクルレインコート」の製品特徴
ムレ対策と通気性に考慮した生地と機能
自転車をこぐという動作から起こるムレに対応できる生地と機能そして通気性があります。
生地は、軽くムレにくい透湿性素材の生地を採用しています。その他、裏地にポリエステルメッシュを使用して、汗によるベトつき感を抑えています。背面は、ウエア内にこもった熱気を放出する為、背抜き仕様となっています。
視界を広げ、前からの雨風を防ぐフード
アンケート調査によると既存雨具では、フード部分に多くの不満を抱えているユーザーが多く、特にフード着用時に視界が妨げられることには、不都合なだけでなく「危険」という意見がとても多かったことから、安全面を重視した設計としました。この製品に使用されている顔の動きに連動する「ローリングフード」は、フード先端部分に付けられた透明ツバにより視界を広げ、マスク式口元部分で前方からの雨風を防げるようになっています。
ローリングフードの動作については、こちらの動画でご確認いただけます。
視認性に富んだカラー、反射パイピングで安全性を確保
レインコートは4カラー展開となっており、全てのカラーが暗中時に視認性の高いカラーとなっています。
また、反射材はあらゆる角度からの車のヘッドライトに反射するように、「反射パイピング」を施しています。レインウエアにおける反射材最大の目的は、車のヘッドライトに反射し、身の安全を守ること、トキワはそのように考えています。車は、どの角度から向かってくるか分かりません。その為、どの角度から向かってきても車のヘッドライトに反射し、身の安全を守るための反射材は、ワンポイントではなく、多角的に反射する反射パイピングを使用することが有益だと確信しています。
トキワが考える安全性の高い雨具については、レインウエア研究所でも解説していますので、是非ご参考にして下さい。
風によるバタつきを抑え、膝上、股下を防水
自転車用レインウエアの代表であるポンチョは着脱が簡易的な一方、移動中、前方からの風で煽られることでハンドル操作が損なわれたり、ポンチョの裾が車輪に巻き付くなどの危険性があります。トキワの「雨先案内人サイクルレインコート」は、前方からの風を受けてもしっかり身体にフィットするように設計されており、膝上、股下部分がしっかり防水できるように「フロントガード」という機能も付いています。
足もとまでしっかり防水「雨先案内人 レッグカバー」
レインコートだけでは防水面をカバーできない足もと部分については、別売のオプション製品「雨先案内人レッグカバー」があります。足もとの防水と言えば一般的なものがズボンタイプのレインパンツですが、レインパンツの「履く、脱ぐ」という着脱ではなく、「付ける、外す」という着脱方法で靴を履いたまま着脱できる点やこれまでのように人前でパンツを着脱することに抵抗があった女性に好評です。また、レインコートに接続できるボタンが付いていますので、レインコートとセットで着用することで、更に防水面を強化できます。
靴を履いたまま簡単着脱
太ももから足首までを覆う形状のレッグカバーは、ズボンタイプのような「脱ぐ、穿く」という煩わしい着脱ではなく、靴を履いたまま足全体に巻き付けるように着脱できる利便性があります。
女性の方にとっても、人前で脱ぎ着するようなシチュエーションでも恥ずかしくないと、ご好評いただいています。レインスカートのような雨具と異なり、可動域が広く動きやすいというメリットもあります。営業や訪問などで必要な自転車用レインウエアをお求めのレディースに最適です。
靴ひも部分への連結によりレッグカバー本体を固定、更に靴の中への水の浸入も防ぐ
レッグカバー先端部にはフックが収納されており、そのフックをスニーカーなど靴ひも部分に連結することによって、レッグカバー本体を固定することができ、更に靴の中に水が浸入することを防ぐことができます。
ドローコードで長さ調整
レッグカバーの付け根部分には、左右ともにストッパー付きドローコードが付いています。
先端にあるフックを靴ひも部分に連結させ、ストッパーで長さを調整することで、レッグカバー本体を固定することができます。
まとめ
自転車の安全な業務利用のための配慮をお願いします
近年の自転車による死亡・重傷事故が後を絶たない状況や歩行者との安全な共存を目的に、2024年5月17日道路交通法が国会で可決され、自転車の交通ルールがより厳格化しました。これから段階的に施行が本格化する見通しですが、まずは冒頭にもある「自転車運転中のながらスマホ」「酒気帯び運転と幇助」が11月より禁止、違反した場合には罰則が科されることとなりました。
トキワの所在地・東京では進路や駐車などの利便性から業務上においても移動手段に、これまでのバイクから自転車へと変える会社や団体が年々増え続けています。その現状下での今回の改正は、それぞれの会社内における管理をこれまで以上に徹底させる必要があります。
雨の日はただでさえ事故が増える天候、安全面において充分な配慮をお願いします。